とりとめ

日常にちょっとした区切りを付ける(予定の)ブログ

本を読むのに2週間と2時間かかる

本を読む速度は多分遅くない。

でも積読は溜まり、減る気配は今のところない。

理由は単純で、読み始めるのが遅いからだと思っている。

読書は嫌いではない。本屋はよく行くし、気になる本は結構気軽に買う方だと思う。自己啓発本やビジネス書、技術書・・・・・・etc。ただ買ってからが長い。平気で放置する。

この現象の原因について考察したところ、本を欲しがる時は読んだ後の自分を想像していて、「読んで実行する」という肝心な部分は未来の自分に丸投げしていることが分かった。で、当の未来の自分は「よし、また今度!」となる。

例えば本屋で片付けの本を手に取ったとして、頭をよぎるのはゴール時点のきれいに片付けられた部屋のみ。その時は自分が本を読み、技法を習得して、実際に片付けをするという過程は綺麗サッパリ飛ばされている。

本を買うことでその辺りは自動的に進んでイイ感じになる、位の万能感で本を買っている気がする。当時の自分はその本を家事代行サービスか何かだと思っているかもしれない。家事をするのはお前だというのに。

図書館

最近は図書館で本を借りるようになったけど、読み始められずに2週間後の返却期限を迎える事が多々ある。そんな時は返す直前に図書館で一気に読んで返す。この前は文庫本サイズの小説を2時間程で読めた。記録は2週間と2時間だ。

読み始めると一気に読める、特に物語は先が気になって勝手に読み進める。この前は買って放置していたライトノベルをふと読みはじめ、気がつけば午前3時になっていた。その本も読み始めるまで1年以上かかった気がする。その本は1時間で読めたので、記録は1年と1時間位。

そんな癖のせいで家と図書館を無駄に往復している。もはや借りずにその場で読んだ方が良いと思う。でも図書館に行くと「家でゆっくり読も~っと」と借りる。もう家でゆっくり読むな、今すぐそこでガっと読め、ガっと。

先送り癖

この辺りの悪癖は「先送り癖(プロクラスティネーション)」というらしい。流行りのAIに聞いた。

原因はいろいろあるらしいけど、自分の場合は多分面倒くさがりだからだろうなー。夏休みの宿題も8/31タイプだった。

以前見たいと思ってた映画も数年放置したあげく、転職したときの有休消化の時にようやく見たことを思い出した。

後2本ほど見たい映画が積まれているので後2回転職しないと見終わらないらしい。

改善

今、改めて文章に書き起こすことでいっそうヤバさを自覚した。人生を損している気さえする。

でも最近はちょっと学んで買う前に深呼吸を1~2回して読む所を想像するようにし始めた。図書館で借りる時も分量を調整でき始めた。

家では前書きだけでも読んでみるか、と自分が自分の習性を利用して読ませたりしてる。結局読み進めるので狙い通りに読む。

みたいな事をしていたら、積読は減らずとも増える事はなくなってきている。気がする。

とはいうものの、部屋の本棚には未だに5年モノとかも眠っている。今日手に取ってみれば読み終えるのに5年と2時間かかった本になるなーと思った。

でも、もっと熟成して10年ものになるかもしれない。

最近のブックタワー、近々読むぞ!と思った本を「積んで」いる